京Pブログ

 ブログも公開しています。自らが体験したことや困ったことを伝えていく中で、多くの方とつながることが出来ればと思います。

いきものがかりがくれたもの。 (土, 03 11月 2018)
 「いきものがかり」が本日、1年10ヶ月ぶりに活動再開したので、僕といきものがかりとの出会いと思い出を書きたいと思います。    いきものがかりは2006年に「SAKURA」でメジャーデビューし、2009年に代表曲「ありがとう」で紅白歌合戦出場を果たしています。   男性2人が演奏、女性がリードボーカルという王道的なユニットですが、応援ソングが数多く、聴く人のモチベーションを高めてくれます。    僕がいきものがかりに夢中になり始めたのは、「ありがとう」を聴いたのがきっかけでした。   別に連続テレビ小説を見ていたわけではないですし、たまたま見た時の曲があまり心に響かなかったからか、それまでは特別いい印象を抱いたことはなかったです。   それがある音楽番組で「ありがとう」を聴いた途端に、あまり良くない固定観念が吹っ飛びましたし、一気にとりこになりました。   どこまでも伸びやかな声量に、心の奥底にじわじわと入り込んでくる透き通る声、聴き終わると、何か「人間のあるべき姿 大切にしなければならない部分」が垣間見れ、初心に立ち返らせてくれたのが当時の印象です。    そして、その衝撃がベストアルバム「いきものばかり」の購入へと向かわせました。   普段から滅多にアルバムなんて買わないので、自分でもビックリ!それだけに受けた衝撃が凄まじかったのでしょう。   購入はやはり大成功でした。どんなに物事がうまくいかなくても「よし、次も頑張ろう!ポジティブに行こう!」と思えるのはもちろん、歌詞の後押しのおかげで、「病気と闘う免疫薬」にもなりました。 f:id:kyopeenohikari:20181103161752j:plain  いい曲ばかりだから、その後の曲のダウンロードにも拍車がかかっていき、やがてはライブ参戦を熱望するまでに!   初ライブには、ヘルパーさんと看護師さんに無理を言ってまで行ってきました。 「東北楽天ゴールデンイーグルス」が日本一になった年、2013年のちょうど日本シリーズの最中です。   その日は、記憶している中での家族のいない新幹線初体験だったので、ワクワクしました。ライブ中のペンライト回しもめったに味わえるものではないので、新鮮味も半端なかったです。   そんな楽しい反面、難病患者がライブに挑む際の洗礼を受けました。    1つは、暑さの問題です。   冬は寒いからと言って厚着していますが、これが落とし穴でした。会場のファンの熱気とまばゆい照明が凄いからです。おまけにエアコンもあるから、まるでサウナのようです。   測ると体温が38.0℃もありました。早急に保冷剤で患部を冷やし、上着を減らすことで落ち着きましたが、そんなにひどいことになるとは思わなかったです。    2つ目は、音量の問題です。   特に、筋ジストロフィー患者は筋肉が弱いことから、心臓があまり強くありません。したがって、音楽やマイクの音・ファンの歓声が心臓に響きまくりました。   ほんとはライブの全容を見届けたかったのですが、休みをはさまないと体が持たない。欲を言えばそれが残念でした。    楽しい時間も苦い経験もいい思い出です。そんな貴重な経験をさせてくれたいきものがかりに「ありがとう」を言いたいです。    また、復活した「いきものがかり」のセカンドステージがどんなものになるか、これからも見届けていきます。
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嚥下障害者の安全安心口腔ケア! (Mon, 22 Oct 2018)
 最近口が乾く季節になってきましたね。インフルエンザもちょっとずつ流行ってきたのを耳にします。    インフルエンザの予防法といえば、乾燥を防ぐこと、つまり口の潤いや清潔を保つことが重要かと思います。    口の潤いを保つには、「マスクの着用」「数10分おきの水分経口摂取」「適度なうがい」が代表的ですが、これは一般的な予防法であって、呼吸器をしている人や嚥下障害がある人は通用しません。   だからといって、呼吸器をしている人や嚥下障害がある人は筋肉が弱いので、何もしないと大変なことになります。   特に怖いのが肺炎です。痰がからみ、あの胸がおさえつけられる苦しみ。吸引してもなかなか取れないのは地獄です。    僕は今年1月に肺炎になりましたが、気管切開のおかげで痰はつまらなかったし、胃ろうのおかげで栄養補給が出来ました。もしかしたら日頃の口腔ケアの効果も!よって、軽症で済んだと思います。   これら様々な要因が重なっているはずなので、これからも気を付けていきたいです。    さて、ここからは「マスクの着用」「数10分おきの水分経口摂取」「適度なうがい」が出来ない方に、僕ならではの口腔ケアをご紹介しましょう!    目次 ①まずは歯磨き ②スポンジブラシで口の中のコケ掃除 ③歯磨きティッシュの使用 ④アズノールを舌や唇につける まとめ   ①まずは歯磨き    これは基本中の基本ですね。いくら食べない人でもこれをやらないと虫歯になってしまいます。   僕は毎日歯磨きはしていますが、どうしても磨きにくいので、黄ばんだ軽い虫歯がちょこちょこあります。まぁ問題ない範囲ですが、やはり大事なケアだとつくづく実感しました。   ✔ ここでの注文点は、歯磨き粉は使わないというものです。歯磨き粉がしっかり落とされず残ると良くないし、誤嚥してはまずいから使うのを控えました。   その代わりに液体歯磨きを使っています!   ②スポンジブラシで口の中のコケ掃除    口の中や外に飲み込めない唾液が蓄積し、コケのように固まってきます。これを放っておくと、しつこくて取れなくなるどころか、かけらを誤嚥する可能性があるので、予防的に毎日スポンジブラシを使っています! f:id:kyopeenohikari:20181026125857j:plain ③歯磨きティッシュの使用    それでも取れないしつこいコケには、伝家の宝刀「歯磨きティッシュ」の登場です!   この歯磨きティッシュは、潤いを与える成分やキシリトールが配合されているので、まさに歯磨きと同じ効果が期待出来ます。   細かい指の動きでゴシゴシ出来ることから、しんどくて歯磨きが出来ない場合等は、その代わりに使うとよいかもしれません。   以前言語聴覚士さんに教えてもらったものですが、しつこいコケも想像以上によく取れるんです。さらにミントのおかげで、爽快感も違います!   ✔ 指で舌の奥の汚れを取ろうとすると、「おえっ」となってしまうので、スポンジブラシに歯磨きティッシュを巻くと良いでしょう。意外とこの方法が汚れを取りやすかったです!   ハビナース 歯みがきティシュ 90枚 新品価格 ¥410から (2018/10/26 13:04時点)   歯みがきティシュ 1袋(90枚入)ハビナース 価格:518円 (2018/10/26 13:18時点) 感想(0件)   ④アズノールを舌や唇につける    ブルーのジェル状の塗り薬ですが、元々は皮膚の炎症を抑えるものです。どうしてもコケ掃除をすると、舌の皮膚も一緒にうげてしまうことがあります。そんな時にはアズノールを使います。   保湿効果も期待出来る為、僕はリップ代わりに愛用しています!天然の植物性だから長年使っていますが、特に問題はありません。   まとめ   「マスクの着用」「数10分おきの水分経口摂取」「適度なうがい」が出来ない方に、僕ならではの口腔ケアをご紹介しました。    せっかく、生活習慣病を予防しようとしているのに、苦しい想いをしたり肺炎になったら意味がないですよね。   そういったことになり得る刺激を和らげるには、この方法が良いのではないでしょうか?    口を大きく開けるのが苦手な高齢者やお子様にもオススメです!!  
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